歯科衛生士を
目指すきっかけは
「チアリーディング」

チアリーディングが歯科衛生士を目指すきっかけに！

いろんな仕事がある中で、歯科衛生士を目指そうと思ったきっかけを教えてください。

柏木さん理由は二つあります。一つは、高校生のときに「スポーツと栄養」という講習を受けました。そこで体に最大限の栄養を取り入れるためには、入り口である歯を大切にすることが必要であると学びました。いつまでも自分の歯で食事をとり、人生を健康で楽しむための力が身につけられ、周りの力にもなれる歯科衛生士になりたいと思いました。

もう一つは、国家資格を取得したかったからです。出産などでブランクがあっても、一生続けられる仕事だからです。

「スポーツと栄養」の講習はどういう経緯で受けることになったのですか。

柏木さん講習会はチアリーディングの大会前に行われました。大会前日の日に何を食べたらいいのかなど具体的に教えていただきました。そこで歯の大切さも学びました。

「国家資格がほしい」というのは、いつ頃から思っていましたか。

柏木さん歯に関わる仕事を探していたら、歯科衛生士という職業を知り、そのときに国家資格が必要だと知りました。さらに調べたら、医療系の仕事もしてみたいと思っていたため、国家資格を取得したいと思いました。

人の歯や口の中を触わったり、見たりすることに抵抗などはなかったですか。

柏木さん全然ありませんでした。口の中をキレイにする事が気持ちいいと感じます。人の口の中を触るのは苦手という方もいるかもしれませんが特に抵抗を感じませんでした。

初の上京と寮での一人暮らしを経験

学校はどうやって決めましたか？

柏木さん私は長野県が地元で、学校を選ぶために東京や地元など3～4校のオープンキャンパスに行きました。母の「都会での暮らしをしておいた方がいい」という考えと、私も東京に出たい気持ちがあったので、東京を中心に学校を探しました。

この学校のオープンキャンパスに来たときに、先生と生徒の距離が近いなと感じました。すごく仲良く話していたので親しみやすく感じ、和やかな雰囲気もあったので、自分に合っていると思いこの学校にしました。1日2限の午前中で授業が終わる事も学業とバイトを両立できるのでいいと思いました。

そしてオープンキャンパスで仲良くなれたお友達がいます。それがいま一緒にインタビューを受けてくれている鈴木さんです。鈴木さんと一緒なら頑張れると思えた事も、大きな決め手です。

土地勘がない中で、長野から東京で暮らすのは最初大変でしたか。

柏木さん最初は場所が全然わからなくて大変でした。住む場所も決めないといけないので、ネットで調べて学生寮を探しました。母がたくさん情報収集してくれたので感謝しています。

入学前は期待と不安のどちらが大きかったですか。

柏木さん期待もありましたが、不安の方が大きかったと思います。一人暮らしの事、勉強、人間関係などが心配でした。

実際に上京して学校へ入学してみてどうでしたか。

柏木さん都会の学校に自分がいることに感激しました。入学する前に仲良くなった鈴木さんとも同じクラスで安心しました。一人暮らしもなんとかなりそうと思っていました。でも勉強面は不安でした。スタートはみんな同じと聞いていたのですが、勉強が得意ではないので心配でした。

学生生活は楽しいですか。

柏木さん友達と話す時間が本当に楽しいです。オンライン授業になってしまったためあまり学校での授業はありませんが、たまに学校へ行くとみんなに会えて話が弾んでしまいます。

具体的に楽しい授業はあります？

柏木さん実習です。この学校のユニットは最先端のものを使っているのでそこで行える実習は楽しかったです。友達との仲も深まったと思います。1年生の頃は座学が多く、わからない言葉もあったため、大変でしたが1日2限なので集中する事ができ、頑張ることができました。

つらい時期はどうやって乗り越えましたか。

柏木さん勉強のやる気が出ない時などは友達と一緒にやっていました。友達と一緒に勉強するとモチベーションも上がります。お互いに目指しているものが同じなので切磋琢磨できるので頑張れました。

臨床実習も大変だと思いますがどうでしたか？

柏木さん臨床実習は2箇所行かせていただきました。実習は人間関係もよく楽しく出来ました。実際に現場に出てみると学校で学んでいたことより難しく自分の出来なさを実感しました。しかしわからないことを聞くと、丁寧に教えて頂けたので、たくさんのことを学ぶことができました。

座右の銘は「笑顔でいれば何でも楽しめる」

学校とプライベートの両立はできていますか？

柏木さんプライベートを充実させるために、メリハリを付けて勉強しています。テスト前は遊ぶ予定やアルバイトを入れずに集中するようにしています。

アルバイトは何をしていますか。

柏木さん飲食店でバイトをしてます。歯科医院で歯科助手のバイトをやっている人も多いのですが、私はやってないですね。単純な理由で、ずっと歯科に関わっているだけだと飽きちゃうと思ったので（笑）。就職も歯科医院なので、それまでは違うことをしたいなと。

プライベートは何していますか。

柏木さん最近は公園などで本を読むことにハマってます。ほかにはYouTubeを見たり、夜に音楽を聞きながらお散歩するのも好きです。夜は人通りが少なく日中よりも涼しいので快適です。なんの目的もなくダラダラ歩くことも多いです。

友達と遊んだりはしないんですか。

柏木さん2年生の頃はコロナが流行していてあまりお出かけできていません。でも最近はやっと外に出られるようになったので、感染対策に注意しながら友達とランチやカフェなどに行っています。家にいて寂しい時は友達と電話したり、寮の子の部屋に行って遊んでます。

いま特にやりたいことはありますか。

柏木さん学生のうちに遊んでおきたいです。今はわりと時間が自由になると思うので、この期間を有意義に使いたいです。せっかく東京に出てきたので観光もしたいですし、温泉が好きなので温泉旅行にも行きたいです。コロナ禍が終わったら思いっきり遊べることを期待しています。

現在3年生で卒業が近づいていますが、どういう歯科衛生士になりたいですか。

柏木さん誰にでも丁寧に接することができて、責任感のある歯科衛生士になりたいです。実習先で憧れの歯科衛生士さんがいて、その方が私にそう接してくれました。なので私もそうなりたいと強く思いました。

その方は、わからないことを聞いても、ご自身で調べてきて次の日に詳しく教えてくれたりしました。それを当たり前にやってくれる歯科衛生士さんは本当にすごいと思いました。

あと、常に笑顔でいることを心がけています。自分の座右の銘で「笑顔でいれば何でも楽しめる」というのがあり、常に笑顔でいようと思っています。

将来は訪問診療にも興味！

もう就職先は決まっているんですか。

柏木さんはい。たくさん見学に行った上で、最終的に実習先に勤めることになりました。先ほどお話した憧れの歯科衛生士さんがいるところです。

まさか鈴木さんも同じところじゃないですよね。

柏木さん一緒です。

鈴木さんはその歯科医院へ臨床実習に行ってないですよね。それでも同じところにしたんですか。

鈴木さんはい、行ってないです（笑）。ずっといいところって話は聞いていて、見学に行って決めました。それと、その歯科医院の先生がこの学校で授業をしてくれている先生でもあるので、知ってはいました。

先ほどの座右の銘はすごく前向きな内容ですが、もともとそういう性格なんでしょうか。

柏木さん小学校の頃は自分から積極的に話しかけに行くようなタイプではなかったのですが、中学１年生からチアリーディングを初めて性格も明るくなったと感じています。チアリーディングを通して私は成長出来ました。コーチや仲間のおかげです。

そして自分が笑顔でいることで周りの人も笑顔になり幸せになると信じています。きっとチアリーディングの仲間がそんな気持ちを持った人ばかりだったので私にもその気持ちが芽生えたと思います。本当に尊敬しています。

鈴木さんは柏木さんとずっと一緒にいますが、明るくなりましたか。

鈴木さん私はもともと人見知りで、オープンキャンパスで会ったときも全然話せなかったんですけど、柏木さんが積極的に来てくれて、自然と笑顔になれましたね。3年間一緒にいて、だいぶプラス思考になった気はします。すごく慎重に進めるタイプでしたが、ちょっと楽観的になれたと思います。

将来的にやりたいことはありますか。

柏木さん訪問診療をやってみたいと思います。一度だけ訪問診療に行く機会があって、すごく充実感がありました。個人のお宅に訪問したのですが、自由に動けない方々のケアやサポートをするのが、すごく新鮮でなぜかとても楽しくて。

訪問診療のことをそれまで知らなくて、初めてそういった活躍の場もあることを知り、訪問診療の道も魅力的に感じました。

今後のニーズとして、より増えてきそうですよね。

柏木さんそうですね。これから増えていくと思うので、将来的に目指すのもいいなとは思っています。ただ、まずは基本的な知識や技術をしっかり身につけることが大事なので、そこはしっかり経験を積んでいきたいです。

いま3年生ですが、勉強や実習などいろいろ経験して、歯科衛生士の道を選んでよかったと思いますか。

柏木さん思っています。コロナ禍の関係で相互実習が出来ておらず不安なこともまだまだありますが、国家試験に受かってからがスタートラインというお言葉をいただいたので日々成長していきたいです。

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