子育てしながら夜間部に！
意外と頑張れる！

離婚を機に手に職をつけたかった！

どのようなことがきっかけで歯科衛生士を目指そうと思われたのでしょうか。

長澤さん元々はダンスのインストラクターをしていましたが、出産後すぐに離婚を経験し、ダンスインストラクターだけでは生計を立てるってちょっと難しいなと思い歯科衛生士を目指しました。

そのとき、以前歯科助手として働いていたことを思い出し、その仕事が自分の中で楽しかったんですよね。この先食いっぱぐれないように手に職を付けてやっていくのがいいかなと思い、歯科衛生士の資格を取ることにしました。

歯科助手としてお仕事していたときに、どのようなところが楽しいと思ったのでしょうか。

長澤さん普通に過ごしていて聞いたことがない器具の名前や言葉など、専門的なものがものすごく多くて。私の性格的に、初めて見るものに興味を持つタイプなんですね。あとは、先生が説明しながら治療してくれる人だったんですけど、そういうのを間近で見聞きするのが楽しいし面白かったです。初めてのことがいっぱいだったんですよ。最初は全然聞き取れないし大変だったんですけど、少しずつ知っていくうちに楽しくなってきて。

”手に職”と考えた際に、他の国家資格も考えましたか。

長澤さん他の国家資格も考えたんですけど、やっぱり興味のある歯科衛生士を選びました。ちなみに考えていたのは看護師でした。

でも、やっぱり歯医者で働いていた経験っていうのが一番強かったです。歯科衛生士は勉強してても多分面白いだろうと。それに、歯科医院で一緒に働いていた歯科衛生士の方が魅力的だったんです。

その歯科衛生士の方は、どんな風に魅力的だったんですか。

長澤さんいろんな医院を掛け持ちして働いている方でした。当時、一緒に働いている歯科医院の他に矯正歯科でも勤務し始めたって言ってました。そんな働き方もあるんだなって、そういう魅力も伝えてくれたりとか。

あとは、歯周病の治療経過をPC上で見せてくれたりして、すごく生き生きと仕事していて。ものすごく楽しいんだろうなって、輝いて見えましたね。

隙間時間を勉強に充てることで子育てと両立！

歯科助手として働き続けるのではなく、歯科衛生士の資格を取ろうと思ったのは、どのような考えからでしょうか。学校に通うことに対してハードルが高いと思われる方も多いかと思います。

長澤さん正直、学校に通うことに対してそんなにハードルは高くなかったです。まぁ大丈夫かな、出来るかなと思っていました。体力的な不安はあったんですけど。

今まで、歯科助手としては歯科医院の先生を通して新しいことを聞いて学んでいたけれど、学校に通うことでより専門的にしっかり詳しく学ぶことができるっていうのが良いなと。知識が増えるっていうところが魅力です。元々新しいことを知ったりすることにワクワクするタイプなので。

学校に通うことに対してハードルは高くなかったとのことですが、実際入ってみてギャップなどはありましたか。

長澤さんそんなにはなかったんですけど、やっぱりやることが多いなと思いました。レポートなどの提出物が多いなと。今は週3日歯科医院での実習に行っていて、毎回その後に実習レポートを書かなければいけないのがデフォルトであります。それに加え、月1回学校レポートっていうのがあって、授業中にレポートを書くというのも追加で入ったりすることもあります。重なったときは、もう無理って思うことも・・・。

でも、元々気にしていた体力面での心配は疲れるんですけど意外とやっちゃえば何とかなるなと思ってます。

日中はお仕事を続けながら、夜間部の学校に通い（実習に行き）、レポートはいつやっているのでしょうか。

長澤さん実習期間の1日のスケジュールは、日中は仕事をして15～19時（医院によって16～20時の場合も）は実習に行っているんですが、レポートは夜か休みの日に対応しています。子どもがいるので、子どものお昼寝中や夜寝静まった後などの隙間時間にパッとやっちゃいま

ハードなタイムスケジュールですが、子育てとの両立はどのようにされているのでしょうか。

長澤さん平日は母に協力してもらっています。保育園から帰ってきてから寝かしつけまで母がやってくれているので、ものすごく助かってます。

でも、平日にも1日は子どもとの時間を作りたいなと思っていて。なので、子どもも保育園をお休みにして、私も仕事をお休みにして午前中は一緒にいるという時間を作ったりしています。平日は朝くらいしか会えなくて、あまりにも会う時間が無さ過ぎて。土日はずっと一緒にいるんですけどね。

レポート以外の学校の勉強に関しては、どのようにされているのでしょうか。

長澤さんまず、授業はちゃんと聞いてます。やっぱり聞いていた方がプリントを見たときにプラスで覚えやすいと思うんですよね。あとは、電車で通学している時間を勉強時間にあてるようにしています。電車に乗っている時間は、往復1時間くらいあるのでテスト前でなくても、ちょっとずつ暗記したりとか。テスト前にまとめて時間を作るのが難しいので、ちょっとずつ隙間時間でやっていますね。

授業時間の中で覚えられるように工夫していることはありますか。

長澤さん資料に＋αで書き込みとかは、ものすごくしていますね。そんなに地頭がいい方ではないので、かみ砕いて自分が分かりやすいように説明を書いたりしています。
あとは日数が経つと忘れちゃうので、授業終わってすぐにやった方が覚えられるかなと思っていて。帰りの電車の中で今日やった授業の内容を復習している感じです。

多様なバックグラウンドのあるクラスメイトとの強い仲間意識

夜間部のクラスの雰囲気はどのような感じですか。

長澤さん夜間部は昼間部と違い、人数が少ないっていうのと年齢層もそこまで離れてないので、みんなすごく仲が良いです。でもみんな大人なので、しっかりした考え方を持っている方が多いですね。日本語の先生をやっていた方や服飾関係の方など、私も含めいろんな経験がある方も多いので面白いです。

経歴は様々ですが、皆さん何をきっかけに歯科衛生士を目指したのでしょうか。

長澤さん職歴は多様ですが、多くの方は歯科衛生士の専門学校に入る前に歯科助手された方が多いみたいです。歯科助手経験を経て歯科衛生士の学校に通い始めたようです。働き方や結婚・出産育児を見据えて、安定した働き方の出来る歯科衛生士の道を選んでいるのかなと思います。

学校生活で楽しいと思うことはありますか。

長澤さん今週3回実習に行っているので、学校に来てみんなに会うっていうのが楽しいです。実習先の話をしたり情報交換して、みんなも頑張っているんだって思うとより頑張れます。
歯科衛生士の資格を取るんだという同じ一つの目標があるので、仲間意識がすごくありますね。

子どものライフステージに合わせた働き方をしつつ、常に勉強し続ける歯科衛生士になりたい

卒業後は、どのような働き方を考えているのでしょうか。

長澤さん今考えているのは、子どもが小学校に入るまではパート勤務かなと考えています。いつでも時間を作れるようにしたいです。小学校に上がってからは、状況を見つつ常勤で働きたいなと。

将来はどのような歯科衛生士になりたいですか。

長澤さん今実習に行っていて、どういう医院で働きたいかという点は検討中なんです。とにかく一生勉強するものだなと思っています。なので、学び続ける姿勢は大切したいです。元々、ダンスのインストラクターをやっていたんですが、ダンスも教える側として一生勉強だと思っていたので、それと同じですね。

今まで働いた歯科医院や実習先の歯科衛生士の方、みなさん知識を持っていて、学び続けている方を何人も見てきて。私が歯科衛生士を目指すきっかけとなった歯科衛生士さんも、ずっと勉強し続けるような方で。私も学び続ける歯科衛生士になりたいですね。

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