「意外なきっかけ」で
歯科衛生士に！
いまは毎日充実

目指すきっかけは歯医者の先生の誘い！

数ある仕事の中から歯科衛生士を選んだ理由を教えてください。

岡田さん高校2年生のときに近所の歯医者さんにたまたま行くことがあって、そこの先生に「歯科衛生士はいい職業だよ」って薦められて、初めて興味を持ちました。小さいころに見てもらっていた先生で、久々にお会いしてちょうど進路を決める時期だって話をしたら、歯科衛生士はやりがいのある仕事だと言われました。
当時は将来像とか特に決まってなくて、普通に4年制の大学に行ってそのまま就職するんだろうなってイメージでした。それで歯科衛生士を調べてみたら、だんだんハマって行って（笑）。本当にやりがいがありそうだったので、歯科衛生士の道に進学しようと思いました。意外なきっかけですよね。

具体的に歯科衛生士の何がいいって言われましたか？

岡田さん国家資格を持てて、一生の手に職になるのが一番いいって言われました。確かに、いまはみんな大学に行けるけど、就職になるとすごく大変ですし、就職に有利な大学に行けるかって言われるとそうではなかったので。
それなら資格一つで戦える方がいいのかなって思えました。あと、お給料も安定してるって言われて、それも大きかったです。

「調べてハマった」ということですが、具体的に何に魅力を感じましたか。

岡田さん人のためになる仕事だと感じたのが大きいですね。患者さんとの距離が近くて、目に見えて改善などが実感できるところや、自分で考えながらケアや処置ができることに魅力を感じました。
もともと看護師とかの医療ドラマが好きで興味もあったので、そこもマッチしましたね。看護師は人の命に関わるので敷居が高いように感じて、広く見たときに歯科衛生士がいいなって。

歯科衛生士は「ずっと続けたい」と思える仕事

歯科の知識ゼロで学校に通っていたと思いますが、勉強などはついていけましたか。

岡田さんそうですね。本当に基礎的なところから3年かけて学んでいった感じですね。クラスメイトも一から学ぶ学生ばっかりだったので、自分だけわからないって雰囲気ではなかったです。わからなければ友達に聞いて、一緒に頑張れたのでそこまで大変だった印象はないですね。
いい思い出もあって、小学校に行って歯の大切さを子どもに伝える実習が楽しかったのを覚えています。むし歯の原因などを模造紙に書いたり、大きい歯ブラシと歯の模型で磨き方を教えたり、染め出しをして歯の色が変わる様子を見せたりすると、子どもが真剣に聞きいてくれて、反応もあるので楽しかったですね。

いまは歯科衛生士として働いていますが、楽しく過ごせていますか。

岡田さん忙しいですけど充実していると思います。就職して3年目ですけど、ほかの仕事をしている友人から転職の話を聞くようになって、自分がまったく職を変えたいと思っていないことに気づきました。ずっと続けたいと思える仕事に就けて、よかったなと最近実感していますね。

ほかに歯科衛生士になってよかったことはありますか。

岡田さんやっぱり国家資格があるので、一度職を離れても復帰しやすいのは大きいと思います。このクリニックでもそういった制度がしっかりしていて、産休と育休で2年ぐらい離れていた先輩が普通に戻ってきているので、すごくいい環境だと思いますね。

実際に働く中で、やりがいはどんなところでしょうか。

岡田さん自分が学んできたことや経験を患者さんに伝えたときに、「すごくわかりやすかった」「そんな話し聞いたことなかったから、気をつけてみる」など、感謝や前向きな言葉をもらえると私が勉強していたことが役に立っていると実感できて嬉しいです。
働き始めのころは、どうしても知識が少なくて自分の伝え方も軽い感じなので、相手も軽く受け止めることが多くて。経験を積む中でいろんな情報が増えて、うまく噛み砕いて伝えことで患者さんも腑に落ちるみたいで、考えや行動を変えてくれるので、すごくやりがいを感じます。
あとは、歯や口の状態がよくないところから、クリーニングや施術を重ねて改善がはっきり見られると、やっぱり嬉しくなりますし、信頼関係を感じる部分でもありますね。

いまの目標は「認定衛生士」の資格！

プライベートではオンとオフの両立ができていますか。

岡田さんできますね。決まった休みが週2回しっかりありますし、残業や夜勤もない。家に持ち帰る仕事もないので、仕事が終われば自分の時間として割り切れています。プライベートに仕事を持ち込まないのも歯科衛生士の魅力だと思います。
プライベートは基本インドアなんで、韓国ドラマとか観てますね。面白くてハマってます。あとは、こないだ木曽駒ヶ岳っていう高さ2900メートルぐらいの山に登りました。ロープウェーで途中まで行って、そこから往復で4～5時間ぐらい登山しましたね。30歳までに富士山に登りたいって目標があるので叶えたいです。ほかは、食べて飲んで寝ることでストレス発散しています（笑）。

将来の目標や今後やりたいことはありますか。

岡田さんいま認定衛生士の資格を取ろうと勉強している最中です。うちの医院に歯周病を根本的に治すメンテナンスコースがあるんですが、認定資格がないとできないんです。いまやっていることだけだと、限界というか治すのが難しい壁がどうしてもあって。根本的な歯周病の治療ができるようになったら、さらに道が開けるじゃないですけど、できる処置や治療が変わってくるので勉強しています。
あとは、インプラントも最近すごく増えてきているので興味はありますね。とりあえず自分のやりたいことから順に、いろいろやっていこうと思っています。毎日が本当忙しいですけど、やりがいはありますね。

最後に歯科衛生士に必要なことは何だと思いますか。

岡田さんいろんな年代の、いろんなタイプの方が来るので、相手のタイプに合わせて対話できることは大事だと思います。駆け引きじゃないですけど、相手に一番伝わる形を感覚でつかんでいくことで、いろんな人と話がしやすくなると最近思っています。患者さんにしっかり伝わることで改善や予防にも影響するので、対話力は必要だと思いますね。
もともと私は人見知りで、言いたいことも言えずに患者さんのクリーニングだけして終わることは何度もありました。ですが、ここのスタッフも含めて、いろんな年代の人と接していくうちに、だんだん平気になっていって、人見知りがなくなりました。いまではプライベートでも平気になって、だいぶ変わってきましたね。本当にこの仕事を選んでよかったと思います。

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